不登校支援と放課後等デイサービスの卒業について
放課後等デイサービスは支援を必要とする
お子さまが通う施設であり、学校に卒業が
あるように放課後等デイサービスにも
卒業があります。
「卒業する」を意味するのは大きく3つ
のパターンがあると思います。
①学校卒業と同じように高校3年生の
3月末をもって卒業する
②療育などの不一致で途中で辞めて、
他事業所に行くためのデイを卒業する
③支援が必要ではなくなり、卒業する
当デイでは①②③全て経験しましたが、
①は感動的で、 ②は力不足のため後味が
少し悪く、 ③は非常に嬉しく厳しい複雑
な思いがありました。
先日は長年不登校であった方が
転校して電車通学になる登校日に
駅からお見送りをしました。
この良い事実は、デイ卒業も意味し、
かれ/かのじょらは電車通学できるまで
成長したことによって次の場所へと
向かいました。
この経験は支援者としては非常に意義
深い思いがありました。当デイサービス
では今まで卒業者を4名ほど経験しています。
しかし、経営者、運営者視点でいうと、
利用者さまが減ることを意味しているため
運営をしたいという気持ちも同時にあります。
これは支援者としてはカッコいいものではなく
悪い感情で大人のエゴだと思われます。
そのため、意義深さをスタッフで共有して、
次に居場所を必要としている人に席が空く
と思い日々支援を行っていくモチベーション
に変えていければと前向きに考えています。
卒業は正直寂しいという気持ちあります。
以前途中で卒業された方と再会したときに、
「実はデイ辞めたくなかった。だから、
出来ないふりをしようかなと思ったりした。」
というような思いを聞いたことがありました。
このような会話ができたことを貴重な体験
だと思って日々療育を行っています。
♯不登校支援
♯放課後等デイサービス
♯ADHD
♯療育
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